Arduino

シリアルモニターの使い方【Arduino】

2019年1月12日

こんばんは!

今回はArduinoとコンピュータや他のデバイスとの通信に使われる、シリアルモニターについて説明していきたいと思います。

シリアルモニター

シリアルモニタとはArduinoとコンピュータや他のデバイスとの通信に使用され、データの送受信やプログラムのデバックなどに使用されます。

シリアル通信にはArduino UNOではUSB経由でD0ピン、D1ピンで通信をします。

そのため、シリアルモニタを使用する際は、D0ピンやD1ピンを他の目的で使用することはできません。

シリアルモニターは「ツール」→「シリアルモニター」または「Ctrl+Shift+M」を同時に押すことで起動することができます。

また、左上の虫眼鏡ボタンからも起動することができます。

Serialオブジェクト

Arduinoにはシリアル通信を行うためのメソッドなどをまとめたSerialオブジェクトが存在します。

Serialオブジェクトには多くの関数が存在しますが、主なものと、使用例をまとめてみました。

Serial.begin(speed)

シリアル通信を開始します。

パラメータのspeedはデータレートです。データレートはbpsで設定します。

bpsというのはbit per secondの略で1秒間に送受信できるデータが何ビットかを表す単位です。

コンピュータと通信するには、300、600、1200、2400、4800、9600、14400、19200、28800、38400、57600、115200のどれかのレートを使用して通信をします。

スケッチ例

シリアルモニターのbpsとSerial.begin()のパラメータのbpsは同じ値にしないと正しくデータが送信されないのでシリアルモニタ画面右下の部分からパラメータの値と合わせてください。

Serial.end()

シリアル通信を終了します。再度シリアル通信を行う場合はSerial.begin()によって行います。

パラメータはありません。

Serial.print()

シリアルポートにテキストを出力します。

数字も文字として出力します。数字として出力する場合はSerial.write()を使用します。

またSerial.println()とすると改行することができます。

スケッチ例

Serial.available()

シリアルポートに何バイトのデータが受信しているかを返します。

のように受信したデータが存在するかどうかを調べるときによく使用されます。

Serial.read()

シリアル通信で受信したデータを読み込みます。

データが何もない場合はー1を返します。

スケッチ例

Serial.serialEvent()

データが利用可能になったときに呼び出される関数です。

loop関数を抜け出してserialEvent()のループが始まります。

スケッチ例

 

まとめ

今回はSerialオブジェクトを使用して、シリアルモニターの使い方を学びました。

今回説明したSerialオブジェクトの関数は基本的な物のみです。今回説明した以外の関数は公式リファレンスを参照して下さい。

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