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LiquidCrystal_I2Cライブラリの使い方

こんばんは!

今回はLCD(液晶ディスプレイ)を使用する際によく使用されるLiquidCrystal_I2Cライブラリの使い方についての説明をしたいと思います。

LiquidCrystal_I2C型変数の宣言

まず、LiquidCrystal_I2C型変数を以下のようなコードで宣言します。

「addr」というのはアドレスのことです。i2c通信のアドレスを取得する方法は様々ですが、i2c_scannerというものを使用するのが一番簡単だと思います。i2c_scannerの使い方については以下の記事をご覧ください。

i2c通信のアドレスを取得する方法

その他の値についてはLCDの種類ごとに異なるので、自分の持っているLCDを検索するなどして調べてください。

私の購入した20×4のLCDはこちらのコードで宣言できました。

LiquidCrystal_I2Cライブラリの関数

begin()

LCDの表示領域を指定します。

colsは列数、rowsは行数、20×4の場合は(20,4)

backlight()

LCDのバックライトを点灯します。

setCursor()

カーソルの位置を指定します。左上左端が(0,0)です。

colは列,rowは行、例えば3行目の2列目に指定したいときは(1,2)となります。

home()

カーソルを左上左端に設定します。

setCursorでも代用できます。

clear()

LCDの表示をクリアにして、カーソルを左上左端に設定します。

print()

データを表示します。文字列を記述した場合文字列が、数値を記述した場合数値が記述されます。

blink()

現在のカーソルの位置を点滅させます。

noBlink()

カーソルの位置の点滅表示を消します。

cursor()

現在のカーソルの位置を表示します。

noCursor()

カーソルの位置の表示を消します。

noDisplay()

LCDの表示を停止します。カーソルの位置、データなどは全て保存されていて、display()が実行されたとき再開されます。

display()

noDisplay()で停止されていた表示を再開させます。

scrollDisplayLeft()

表示されているものを全て左にシフトします。

scrollDisplayRight()

表示されているものを全て左にシフトします。

autoscroll()

LCDの表示が自動的にスクロールされます。

noAutoscroll()

autoscroll()を停止します。

leftToRight()

スクロールの方向を左から右にします。何も宣言していない場合はデフォルトでこの設定になっています。

rightToLeft()

スクロールの方向を右から左にします。

 

他にも関数はありますが、主なものはこれで網羅していると思います。

もっと詳しく知りたい方は公式リファレンスをご覧ください。

実際にLiquidCrystal_I2Cライブラリを使用してLCDを表示させるやり方が知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

Arduinoを用いてLCDを使ってみる

最後までお読みいただきありがとうございました。

ではまた!

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