こんばんは!
今回はProcessingでBGMを再生させる方法としてminimライブラリを使用する方法を説明したいと思います。
インストール方法
まず、Processingのメニューバーから「スケッチ」→「ライブラリをインポート」→「ライブラリを追加」を選択します。
「minim」と検索し、Minimライブラリを選択し、「install」ボタンを押します。
これでインストールが完了しました。
上手くインストールされていれば、以下の写真のように「スケッチ」→「ライブラリをインポート」で「Minim」が追加されています。
Minimライブラリをインクルードすると以下のような文が追加されると思います。
1 2 3 4 5 6 | import ddf.minim.*; import ddf.minim.analysis.*; import ddf.minim.effects.*; import ddf.minim.signals.*; import ddf.minim.spi.*; import ddf.minim.ugens.*; |
これで前準備のライブラリのインストールとインクルードが完了しました。
音楽ファイルをProcessingのライブラリに追加する
次に再生したい音楽ファイルをProcessingのライブラリに追加します。
Processingは画像や音楽などのファイルを格納するために「data」という名前のフォルダを使用します。
メニューバーの「スケッチ」→「ファイルを追加」を選択し、自分の追加したい音楽ファイルを選択します。
これでファイルが追加されました。
追加したファイルを確認してみます。
メニューバーの「スケッチ」→「スケッチフォルダを開く」を実行すると「data」というフォルダがあるはずなので「data」フォルダの中を確認してみると、先ほど追加したファイルが入っていると思います。
これで音楽ファイルが追加されました。
コードの記述
準備が終わったので実際にコードを書いて音楽が再生されるか確かめてみます。
以下のコードを記述していきます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 | import ddf.minim.*; import ddf.minim.analysis.*; import ddf.minim.effects.*; import ddf.minim.signals.*; import ddf.minim.spi.*; import ddf.minim.ugens.*; Minim minim = new Minim(this); AudioPlayer player; void setup() { size(480, 240); player = minim.loadFile("sample.mp3"); } void draw() { player.play(); } |
コードの説明をしていきます。
まず、Minim minim = new Minim(this);
ではMinimクラスのインスタンスを生成しています。
次に、AudioPlayer player;
は、音楽ファイルを入れるための変数名を設定しています。
setup()内では
player = minim.loadFile("sample.mp3");
により、音楽ファイルの読み込みを行っており
loop()内で
player.play();
により、読み込んだ音楽ファイルの再生をしています。
これを実行してみると、以下の動画のように音楽ファイルが再生されると思います。
まとめ
今回はMinimというライブラリを使ってProcessingで音楽を再生してみました。
Minimライブラリについて音楽の停止、音量の制御など詳しいことを知りたい方はこちらのサイトを参照してください。
今回はこれで終わります。
ではまた!